赤ちゃんの寝ぐずり、放っておいても大丈夫なの?
これは新米ママにとって最大の悩みではないかと思います。
もし、赤ちゃんを静かに眠らせられる確実なケアを解説した魔法のような育児書があれば、誰もが飛びつくでしょう。しかし、残念ながらそんな育児書は存在しないばかりか、そういうケアを試した結果を実際に教えてくれる人もあまりいませんね。
赤ちゃんを寝かしつけるひとつの方法として「Controlled Crying (通称『ねんねトレーニング』あるいは『ネントレ』: 赤ちゃんの夜泣きを規則に従って放置しひとりで寝付けるようにする訓練)」というのがあります。これは赤ちゃんを寝かしつけるのには有効といわれますが、泣いているのにそのまま放っておいて、赤ちゃんへの悪影響はないのでしょうか。
夜泣きを放置する「ネントレ」をおすすめしない理由
赤ちゃんに対するネントレはあまりおすすめしません。赤ちゃんが泣いているということは、あなたに助けを求めているということです。精神的に不安定な状態で、ママやパパに寄り添って安心させてほしいのです。
そうすると赤ちゃんを甘やかすことになるとか、毎回あやしているとわざと泣くようになると言う人がいますが、それは違います。
理由はシンプル。そう言う大人たちの考えているようなレベルに、まだ赤ちゃんの知能は達していないからです。
なかには「泣けばママが自分のところに来ると思ってる」などと言う大人がいますが、赤ちゃんがそんな戦略を使えるようになるのは生後15カ月頃以降です。
じつは赤ちゃんには生後20カ月の間に10回訪れる成長期(通称メンタルリープ)があるのですが、その9回目を迎えるころにやっと覚えるかなというところ。
つまり、その前はいくら抱っこしてあやしても、いくら愛情を注いでも、赤ちゃんを甘やかすことにはならないのです。
0コメント