ぐずり期の存在を裏付けたスペインでのケーススタディ

Marta SadurníとCarlos Rostan(2002)は、H.ヴァン・デ・リートおよびF.プローイユ(1992)の生後2年間に起こる退行期の研究に基づき、(スペイン北東部)カタルーニャの母集団から抽出された18名の赤子(生後3週~14ヶ月の男児10名と女児8名)群において当該時期の存在の分析を行った。

測定指標は、対象児の母親が記入した質問紙、毎週の半構造化面接とその録音データ、対象児の自宅での観察であった。本研究の手続きや機器はH.ヴァン・デ・リートおよびF.プローイユの研究報告に準拠した。

本研究は子どもの生後1年間における退行期の存在を裏付ける結果となった。コーダー(質的データの分析者)は十分な訓練を受けていた。コーダー間の一致率は78.2%、コーダー内の一致率は90.1%であった。

原文(PubMed):https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12025364/


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